2000年?にR1・R6の試乗会に行ったことがあります。
場所は静岡県掛川市にある「YAMAHAテクニカルセンター」です。

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なめていた試乗会
YZF-R1の試乗体験
R1の試乗では、先導車のすぐ後ろ、つまり試乗車の先頭を走ることになりました。
車体の切り返しが軽く、とても乗りやすいと感じながら走行していると、先導車の深いバンク角についていくことに。
「そんなに倒して大丈夫? 砂が浮いていたら危ないんじゃないか?」と不安に思いながらも、なんとかついていったことを思い出します。
そして、一周目の最後にある短いストレートでの出来事。
最終コーナー立ち上がった瞬間、先導車が大きく先行しているのに気づき、焦りました。
試乗会でそんなに加速するとは想定しておらず、ギアは3速のまま。
それでは先導車の加速には到底ついていけず、ギア選択を完全に間違えたと痛感しました。
そこから必死に差を詰めようとしたものの、あまり縮められませんでした。
ただ、振り返ると後ろの試乗車はかなり離れていたことを覚えています。
YZF-R6の試乗体験
次はR6の試乗です。このときは2番目のポジション。
気合いを入れてスタートしましたが、試乗が始まるとすぐに先導車が離れ始めました。
「このペースだと完全に置いていかれそう」と焦りながらついていったのですが、結局ストレート1本分くらいの差をつけられてしまいました。
「次は離されない」とリベンジを決意していたので、少し残念ではありましたが、R6はR1と比べてコンパクトで、身長161cmの私には非常に乗りやすかったことを思い出します。
現在のテクニカルセンターの様子
公式サイトによると、藤原儀彦(Norihiko Fujiwara)さんが指導員として活動しているようです。
1987年から3年連続で全日本ロードレース500ccクラスのチャンピオンとなり、MotoGPのテストライダーも務めた、まさに「すごい人」です。
もし、そんなワークスライダー級の人が先導車に乗っていたら、たとえ流して走っていても速いのは当然ですよね……。
R6購入の決断とエピソード
試乗後、かなり悩んだ末に600cc(120PS)のR6を購入することにしました。
その際、レッドバロンではなく馴染みのHONDAウイングで「R6が欲しい」と伝えたところ、なんとYAMAHAを紹介されてしまいました。
逆輸入車なら買えるかと思ったのですが、そこでは購入できず、結局近所のYAMAHA店で手続きを進めました。
この店舗が自宅から非常に近く、とても便利でした。
ちなみに当時、自宅の1km圏内にはバイクショップが4箇所もありました。現在はその数が1.5箇所程度に減ってしまっています。
特にYAMAHAの店舗はかなり縮小されており、「営業しているのかな?」と思うほどの規模になっているため、“0.5箇所”といった印象です。
自宅近くのHonda Wingでは、新車の販売台数が限られているため、主に修理やメンテナンス業務で生活しているようです。
特に郵便局のカブのメンテナンスが定期的に持ち込まれており、その様子をよく見かけます。
3台目の後継者の雰囲気は感じないので、あと20年位で閉店になるような気がします。
とても寂しいですね。